マイナス×マイナス

メンヘラ人工知能エンジニアのブログ/ 博士(工学)

事故

修論審査会も終わり,「やったー」,といっていたその矢先,事故リました.結果,左の額(まぶたのすぐ上)あたりを7針ほど縫われました.でも他はいたって健康ですので,ご心配なく.

事故の詳細は,警察を交えた当事者間の話し合いがすんでいないので,まだ書かないことにしておきます.それ以外のことの顛末を書いてみます.

事故った後,相手の方が呼んでくれた救急車で病院へ行きました.頭を打っていたので簡単な意識レベルの検査(?)を受けました.むしろ事故した直後はしびれているような感じこそあれ,それほど痛くはありませんでした.
病院では,簡単な診断の後,後ろのほうで「整形(外科)にしとく,それとも脳外(科)?」「どちらにせよ両方行くので整形で」とか話しているのが聞こえます.つまりそれぐらい意識は普通だったわけです.普通に歩けそうな感じだったものの,「なるべく動かないで」と何度も釘を刺されました(脳挫傷とか怖いですからね).そのまま担架に乗せらられ,CT,首や膝のレントゲンなどの検査をてきぱき受けさせられました.まな板の上の鯉という感じですね.

その後,縫合のために部屋を移動させられました.わけもわからず,たらい回されるなか,お医者サンの「はーい,イソジ○塗って」「イソジ○塗りまーす」というやり取りが妙にリアルで面白かったです(ちなみにイソジ○しみました).部分麻酔を打たれた後,サクサクと縫合されました.「はい,7針ぬいましたからね〜」といわれ,他人事みたいに「あー,そんなに縫ったのね」とか思っていました.

頭を打っていると一日ぐらい様子を見る必要があるといわれ,経過観察のため入院となりました.そのとき夜10時ぐらいでとっくに消灯時間を過ぎていたため,個室に通されました.その後,看護婦さんのビジネスライクな事務処理のための質問に答えると,もうやることはまったくありません.普段夜型な僕がそこで寝付けるわけもなく,休憩室のようなところに置いてあった,シドニィ・シェルダンの「天使の自立」を拝借してしばらく読んでました.

翌日,脳外科の診察を受け,とりあえず異常なし,と診断を受けました.そこですぐに帰れるかと思いきや,それからが長かったです.主治医の先生は午前は外来を担当しているため,入院患者の応対は午後からとのことで,しばらく待つことになりました.結局「天使の自立」の上巻(544ページ)を読みきってしまいました.結局,病院を後にしたのは15時でした.元気な入院患者は暇で暇で苦痛でした.

一度タクシーで家に帰り,元気な私はママチャリで学校まで来て,こんなこと書いているわけですね.普通なら寝ているところですけど,まだ修論やRAの申請が終わっていませんからね.

と,こんな感じです.
ケガは軽くて本当によかったです.傷があと少し下だったら確実に失明していたでしょう.脳に障害もなく,ムチウチもなく,なんとかなっています.これが不幸中の幸いです.当日に新調したばかりのメガネが粉々になってしまったのには参りましたが….
また,一つの事故の裏にいろいろな人が動いているのも実感しました.警察官,救急隊員,お医者さん,看護婦さん,JA(自賠責)の人,そして迅速な対応で救急車を呼んでくれた相手の方,人のつながりを感じました.とりあえずは,ここで閉めておきます.