Evolution
メーラーを Thunderbirdから Evolution に変えてみた。
理由は、ThunderbirdのIMAPメールの扱いがダメダメだから。Thunderbirdはメールをダウンロードする際にほかの作業もブロックしてしまう。頼むからバックグラウンドでやってくれ、と何度も思っていたのだ。大量のスパムメールの削除*1やサイズの大きいメールを扱う際に苦労していた。その点、Evolutionはバックグラウンドでメールをダウンロードしてくれるので快適だ。SpamAssassinさえあればスパムフィルタは不要だから、動作の快適さを重視したのだ。
Windows版はデフォルトの設定では使いにくいので、いくつかの設定を変えるとよい。
フォント
デフォルトではメール本文のフォントが Serif, Monospace になっている。そのためか、句点(。)が真ん中点(・)の位置に表示されてしまう。それに、画面上で明朝体は読みにくい。
- メニューの「編集」→「設定」から「Evolutionの設定」ウィンドウを表示
- 「メールの設定」の「全般」タブを開く
- 「他のアプリと同じフォントを使う」のチェックをはずす
- 標準のフォントを “MS PGothic”,“12p” にかえる
- 固定幅のフォントを “MS Gothic”, "12p”にかえる
デフォルトのフォントサイズに応じて Ctrl-+での拡大率が変わるようだ。気持ち小さめにしておくとよさげ。
エンコード
送信メッセージのエンコードが cp932 になっているので ISO-2022-JPに変える。
- 上と同じく、Evolutionの設定ウィンドウの「メール設定」の「全般」タブを開く
- デフォルトの文字エンコードを “日本語(ISO-2022-JP)”にかえる
- コンポーザの設定の「全般」タブの文字セットも“日本語(ISO-2022-JP)”に変えておくとトラブルが少ないだろう
他の項目も好みで変えておくとよいだろう。
気にいらないところ
おおむね気にいっているわけだが、いくつか気にいらない点もある。
- 見た目
Thunderbirdのようにテーマを変えられないので、見た目が寂しい。gtkrcをいじればいいのか。
- 受信トレイのフォントサイズが変えられない
どこかに設定があるのだろうか? これも gtkrc か?
- ISO-2022-JPにない文字を使うと警告なしにエンコードが UTF-8になる
警告だしてくれ…。でも、気をつければいいだけかな。
ほかのメーラーではなく、Evolutionを選んだ理由は特にない。最初に選んでまあまあ気にいったから、というだけ。ほかに皆さんのお気に入りメーラーがあったらおしえてほしい。
*1:サーバー側でフィルタリングしているとは言え、重要なメールがまぎれてないか一応チェックする必要がある。実際に紛れ込んでいたことは1、2度なので心配性なだけかもしれない。