マイナス×マイナス

メンヘラ人工知能エンジニアのブログ/ 博士(工学)

姿を消すモカ

今更間のあるニュースだが,日本のコーヒー店からモカが姿を消しつつあるとのこと.私には無視できない話題だ.

読売新聞 http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090106-OYT1T00453.htm

違い分かる?モカ輸入激減でコーヒー業界、悩みの味作り
 独特の酸味と甘酸っぱい香りで、コーヒー通に人気の「モカ」が、半年以上も前から国内にほとんど輸入されなくなっている。(中略)
...
 残留農薬が基準値を超えて検出されたためで、輸入再開のめどはたっていない。
 異変の原因は、国内に出回るモカの98%を占めるエチオピア産の生豆から昨年4月以降、国内で使用が禁じられている4種類の農薬が、相次いで基準値を超えて検出されたため。業界団体の全日本コーヒー協会が現地入りして調査したが、農薬汚染の原因は不明で多くの商社が輸入を手控え、その後の輸入量は前年の数%程度にとどまっている。

影響があるのはエチオピア産だから,シダモ, ハラー等が手に入りづらくなっているということだ.私がたまに買うイエメン産のモカ・マタリには直接は関係がない.だが,そうもいっていられないらしい.

毎日新聞 http://mainichi.jp/select/wadai/news/20081227dde001040044000c.html

知りたい!:モカ、幻かも エチオピア産に残留農薬、輸入停止で在庫頼り
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 一方、イエメン産(代表銘柄はモカ・マタリ)の輸入は通常通り続いているが、輸入量が年間約400トンとエチオピアモカ(07年は2万9300トン)に比べ少なく、入手が難しい。両国産とも豆の奪い合いとなり、卸値は昨年の1キロ約500円から約800円に上昇した。「地方の喫茶店ほど入手は困難で悲鳴が聞こえる」(業界関係者)

*1
マタリは,シダモの代わりとして需要も増えるいるってことだろうか.私には,ハラーとシダモとマタリを並べられても違いがわからないだろうし.贔屓のコーヒー店からモカ・マタリが消える日も近いかもしれない.

でも,一番困ってるのは,安いモカ(ジンマとか)を大量に使いたい業者の皆さんだろうね.

*1:上の卸値がどのモカについてのことなのかはわからない.グレードによってもピンキリなんだけど