マイナス×マイナス

統合失調症な人工知能エンジニアのブログ/ 博士(工学)

闘わないこと

先週末から今週にかけては、非常に体調がよくありませんでした。ここまで全く集中できなかったのは、薬が効き始めてからは初めてです。

そんな中ですが、最近、この病気との付き合い方がだんだんわかってきたように思います。よく病気に対して「闘病する」と言いますけれど、今までのようにまるで殴りかからんとするように病気と闘うことはできないのだとやっとわかりました。ある程度に重い病気にかかった人が「否認・拒絶・受容」という心理状態をたどることが知られています。私もこの例にもれず、拒絶に近い反応をしていたということのようです。しかし、何かうまくいっていないことがあるときに、行動によってそれを打開しようとするのは当たり前の反応でしょうから、仕方のないことです。

ここ最近で、統合失調症について書かれた文書をいろいろ読みました。特に、schizophrenia.comさんで公開されている、Team care solutions(日本語訳)は特に参考になりました。私がいかに軽症で済んでいるかを思い知ります。それでもなお、この症状は厄介なものです。体調の悪い時は何をやっても無駄なので、嵐が過ぎるのを待つように受け入れるしかないようです。

キリスト教には、ニーバーの祈りとして知られているものがあります。

神よ、
変えることのできるものについて、
それを変えるだけの勇気をわれらに与えたまえ。
変えることのできないものについては、
それを受けいれるだけの冷静さを与えたまえ。
そして、
変えることのできるものと、変えることのできないものとを、
識別する知恵を与えたまえ。

変えることのできないものを受け入れる冷静さ、それらを識別する知恵は確かに得難いもののようです。

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