マイナス×マイナス

メンヘラ人工知能エンジニアのブログ/ 博士(工学)

ルーラン増量

予想のとおり、私の病気は悪化し、ここ2週間ぐらいどうにもならない状態であった。不眠、不安感が統合失調症の再発の兆候という話は私の場合にも正しかったらしい。治療前と同じような無気力感や強い倦怠感で全く身動きが取れない状態になっていたわけである。この無気力感は、ドーパミンの減少のせいだとか、セロトニンの過剰のせいだとかいう説があるらしい。実際に、SDA(セロトニンドーパミン拮抗薬)が効くのだから、そういうことなのかもしれない。

それで、予定診療日でもないのに動かない体を引っ張って病院に押しかけて薬の増量をお願いしてきたというわけ。途中で、ガードレールにぶつかったりしそうになったりもしたので、注意欠陥の症状も現れていたのかもしれない。症状を訴えて薬を増やして欲しいというと、あっさり増量されました。医者を説得するのは苦労するかもしれないと予想していたので、拍子抜けしたような気になりました。それだけはっきりと再発していたということでしょうか。ルーランは合計で12mgになりました。おかげで、かなり体が動くようになりました。まだ、疲れやすいようで買い物に行っただけでグッタリしましたけれど。もっとはやくに病院に行っておけばよかった

統合失調症の患者の10年後の経過のデータによると10%の患者は自殺してしまうと言われている。10%というと10人に1人なわけで、これはとても高い割合だ。希死念慮統合失調症の症状のひとつである。このことは私にはよく理解できる。本当に理由もなく死にたいという気持ちが沸き起こってくるからだ。死にたい理由は本当に特にない。辛いから死にたいとか、苦しいから死にたいというワケではなく、死への衝動ともいえる気持ちだ。高い階にいると窓から飛び降りたくなったり、階段を飛び降りたくなったり、電車に飛び込みたくなったり、睡眠薬+練炭は楽だろうかとか思うわけだ。私が実際に試してないのは、希死念慮が軽いためだろう。薬が効いているときはそんなことはない。まるで私の脳が私を殺そうとしているかのような錯覚を覚える。というわけで、抗精神病薬ルーランなしでは生きていけそうにないのだ。