マイナス×マイナス

統合失調症な人工知能エンジニアのブログ/ 博士(工学)

統合失調症の症状は脳の「スイッチ」処理に関連

Schizophrenia symptoms linked to faulty ‘switch’ in the brain

22 August 2013, wellcome trust
http://www.wellcome.ac.uk/News/2013/News/WTP053746.htm

mixiに書いたものをちょっと修正。

 

たとえば、健常者が普通に話している時、大きなノイズで中断されたとしても、前頭皮質の「スイッチ」によって、処理を切り替えることができる。しかし、ここに障害がある人はそのような「スイッチング」ができない可能性がある。

今回はfMRIをつかって、統合失調症患者と健常者で島皮質と側部の前頭皮質の活動を調べ、実験結果から、統合失調症患者はこれらの部位の「スイッチ」処理がうまくできないことが示唆された。

Reference
Palaniyappan L et al. Neural primacy of the salience processing system in schizophrenia. Neuron 2013 (epub ahead of print).

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コメント:
 よく言われる、統合失調症患者の脳の「フィルター機能障害」を実験的に証明した研究だといえるでしょう。フィルター機能障害については以下を参照のこと。
http://www2f.biglobe.ne.jp/~yasuq/schizophrenia1-2.htm
研究ではフィルタリングというよりは、スイッチング機能に障害があるということです。 この機能の障害によって、私たちは同時に複数のことを処理するのが苦手な人が多いのです。誤訳御免である。