マイナス×マイナス

メンヘラ人工知能エンジニアのブログ/ 博士(工学)

Private Hell

2017年3月30日、渋谷チェルシーホテルにてTreforの初ライブが行われた。

エモーショナルなプレイのボーカル&ギター Kate Callaghan、丁寧なビードを紡ぐベースの小林ユウヤ、パワフルなリズムを叩き出すドラムの音流 -ネル- の3人組ロックバンドだ。

完璧ではなかった、と語るボーカルのKateだが、ライブは好評であった。

ロックは痛みを表現する音楽かもしれない。リリックを書いたKateがどれほどの痛みを抱えているのか、推し量るのは容易ではない。

Words come out. I'm living.

Goodby my pain and aches.

"WORDS COME OUT", Trefor

 観客の反応は「かっこいい」「うまい」というものであった。軽快にステージを跳びまわるKateが抱える痛みにどれだけのリスナーが気づいただろうか。孤独と闇、絶望の中を生きたものなら、隠されたそれに気づいたことだろう。私だけを取り巻く私の地獄を。

Diving Bell

It's my own private hell.

"DIVING BELL", Trefor